SPICECURRY LABORATORYへようこそ！
突然ですが皆さんは100円均一ショップ通称『百均』はご存じでしょうか。
日用品をはじめ多くの商品をおおよそ100円で購入できる百均は多くの家庭の助けになっているんじゃないかなと思います。
最近ではダ◯ソーをはじめ100円ショップも種類が増えており、主要駅付近には必ずと言っていいほど店舗があるので僕のような引きこもり出不精には非常にありがたいお店です。
ところでそんな百均には調味料なども多く揃っており、その中にはスパイスもいくつか販売されていることをご存知でしょうか？
スパイスカレーに挑戦したいけどいきなりたくさんのスパイスを買うのはもったいなく感じる・・・
そう思う人にとっては百均でスパイスを揃えてスパイスカレーに挑戦するのが最も効率が良いと思います。
そこで僕は考えた・・・
「いや、そもそも百均に売ってる商品だけでスパイスカレーが作れれば、わざわざスーパーに買い物に行かなくて済むし楽じゃね？」
そこで今回は近所のダ◯ソーに売られていた商品だけで美味しいスパイスカレーが作れるのか挑戦します。
（どんな百均にも売っているであろう商品を極力選ぶようにしています。）
※今回の材料・作り方概要は最後へ
調理工程
今回は可能な限り完成したカレーの味の比較ができるように、以前作った『基本のスパイスだけを使用した本格スパイスカレーの作り方』のカレーをベースに作っていきます。
早速作っていきましょう。
油に香りをつける
今回はあくまでも普通の百均でも手に入りそうな材料のみで作っていくのですが、なんと最近の大きなダイソーには珍しいスパイスなども販売されているんですね！
スパイスがここまで一般的な食材になってきていることに、いちスパイスカレー屋として驚きと喜びで溢れかえりました。
このような大型のダイソーでならホールスパイスも揃えられそうなのですが、ホールスパイスまで販売されている百均はまだ少ないかなと思い、今回は使用せず、おとなしく百均に売っている生姜チューブとニンニクチューブを加熱していきます。
ソースを作る
ここで最初の問題が発生。
百均には生鮮が売っていないため、どんなに探し回っても玉ねぎが見当たりませんでした。
なので今回は玉ねぎを炒めるという工程を挟まずいきなりトマト缶を炒めていきます。
なお、トマト缶もなかった場合は最悪トマトジュースや野菜ジュースで代用しようと思っていましたが、これはあったようでよかったです。
百均であっても流石にトマト缶自体は特に違いはないはず・・・
ただ若干気になったのが
『ジュースづけ』ってなんだ？？？
味自体は手持ちの他のトマト缶と大きく変わることはなかったので気にはしませんが、厳密にはカットトマトとトマトジュースの缶詰なようですね。
もしも試そうとしてトマト缶が見つからなかったらトマトジュースで試してみてください。
次にヨーグルトなら絶対売っているはずと思っていたのですが、今回見つけることができず・・・
ところがなんとみんな大好きヨーグルトみたいな駄菓子「モロッコヨーグル」と奇跡の出逢いを果たしてしまい
血迷って代用しようかと思いましたがぎりぎりのところで踏みとどまりました。
チャレンジャーの方は是非使用してみてください。
メインの香りをつける
十分に具材が加熱できたところで、お待ちかねメインのスパイスを入れましょう。
今回はおそらくどこの百均にもあるであろうこの4つのスパイスたちを使用します。
クミン・ガラムマサラ・ターメリック・チリペッパー
コリアンダーがあればベストですが、このシリーズにはおそらくコリアンダーはないため、ガラムマサラの実力に期待します。
ガラムマサラはミックススパイスと呼ばれ、主にクミン・コリアンダー・クローブ・ブラックペッパー・カルダモンなど、カレーによく使われるスパイスを複合して作られています。
すなわち集めるのが難しいスパイスはガラムマサを使うことでなんとなく解決することができます。
ただしガラムマサラは販売元によってスパイスの配合が変わるので注意が必要です！
パウダースパイスは焦げやすいので弱火で全体がペースト上にまとまるように加熱していきます。
具材を加える
次に具材を加える工程に入ります。
今回もう一つの難所となったのがこの肉をどうするか問題。
玉ねぎやトマト同様百均には生鮮が販売されていないので代わりになるものを探していたのですが、こんなものを発見しました。
今回はこの焼き鳥の缶詰を使用していきます。
一応主張の少なそうな塩味を選びましたが、余計な塩味などを持ち込ませたくないので一度水にさらして水気を切ってから使用します。
サラダチキンなどが売っていたらそれでもいいなーと思っていたのですが、どうやらなさそうだったので。
まあみんな焼き鳥大好きだからこれはこれでよしということで。
煮込む
最後に軽く煮込みましょう。
今回使用している焼き鳥の缶詰は既に加熱されているものなので、そこまで長時間煮込む必要はなさそうです。
全体がしっかり馴染んだらまだ塩を加えていなかったので塩を加え
味を整えたら完成です。
ちなみにお米もしっかりと百均で売っているインスタントのパックご飯を使用しております。
実食
今回は以前作った『基本のスパイスを使った本格バターチキンカレー』の作り方を参考に作ったのですが、バターや生クリームをはじめとした乳製品の類は百均にはなかなか見つけられず、乳製品のコクや甘みを出すことはできなかったですが、チキンカレーとしてみた時の出来栄えとしてはかなりのものかと思いました。
チリペッパーを使ったおかげで程よくピリ辛く、スパイスの風味もそれなりに感じられます。
ご家庭で「ルーを使わずスパイスから作りました」と言って出したら、家族に感激されるくらいの出来栄えなんじゃないかと思います。
心配だった鶏肉の代わりとなる焼き鳥の缶詰も、言われなければ気づかないくらいに紛れ込んでいて、正直お店のカレーの鶏肉を缶詰に変えてもバレないんじゃないかというほどでした。
（流石にやりませんすみません）
これでもうスーパーは必要ありませんね。
みなさんこれからはダイソーだけで暮らしましょう。
材料（2人前）
- 具材・調味料
- 油 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- ニンニク 5g
- 生姜 5g
- トマト缶 100g
- 焼き鳥缶 2〜3個分
- パウダースパイス
- クミン 小さじ3/2
- ターメリック 小さじ3/2
- ガラムマサラ 小さじ1/2
- チリペッパー 小さじ1/2
- 水 200ml
作り方
- フライパンに油を投入し、生姜、ニンニクを弱火で香りが立つまで加熱する。
- トマト缶を投入し、水分を飛ばすように炒める。
- パウダースパイスを投入し、全体をペースト状にまとめる。
- 水にさらしておいた焼き鳥缶をいれ、ペーストと馴染ませる。
- 水を入れ軽く煮込む。
