SPICECURRY LABORATORYへようこそ!
皆さん『Chat GPT』というものはご存知でしょうか?
ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模な言語モデルです。ChatGPTは、人間のような対話を行うことができ、自然言語の理解や生成に関する様々なタスクに使用することができます。ChatGPTは、トレーニングデータセットを用いて学習し、大量の文章から言語パターンや意味関係を把握します。その結果、ユーザーが与えたテキストに基づいて応答を生成することが可能になります。ChatGPTは、情報の提供、質問への回答、アイデアの提案など、多くのコミュニケーションタスクに活用されています。
実は上記の文章も、Chat GPT に『ChatGPTとは何か、分かりやすく簡潔に説明して』とお願いして説明してもらった文章になります。
このように、具体的な指示を送ると人工知能がそれに対する回答をくれる最新技術です。
例えばあなたが冷蔵庫にある食材で何の料理が作れるか悩んでいるとしましょう。
そんな時ChatGPTに尋ねれば、それらを用いてどんな料理が作れるかの提案をくれたりもする優れものです。
そうした時に
そこで、僕は考えました。
「ChatGPT にスパイスカレーのレシピを教えてもらったら、カレー屋が考えたレシピよりも美味しいスパイスカレーが作れてしまうのではないか」
と。
そこで、今回はChat GPT に『簡単で美味しいスパイスカレーの作り方を教えて』と依頼して出てきたレシピどおりに作ったスパイスカレーはどれだけ美味しいのか検証してみました。
※今回の材料・作り方概要は最後へ
検証開始
早速ChatGPTに『簡単で美味しいスパイスカレーの作り方を教えて』と指示を出したら以下のような回答が返ってきました。
想像していたスパイスが全然含まれてない!!!!
そこで仕方ないので指示を『カレー粉だけでなく、スパイスも用いた簡単で美味しいスパイスカレーの作り方を教えて』に変更して再度試行してみると
いい感じのレシピが返ってきたので今回はこちらのレシピをChatGPTの考えたレシピとして進めることにしました。
それでは早速材料を揃えて調理開始です!
調理工程
準備
まずはレシピ通りに玉ねぎをざっくりとみじん切りにしていきます。
玉ねぎもニンニクも生姜も全部一緒に炒めちゃうみたいなんで、この準備の段階で全部みじん切りを作っておきます。
僕は普段楽だからということもあって、みじん切りが入ってるチューブタイプのニンニクや生姜を使ってしまうのですが、今回はレシピに忠実にニンニクをみじん切りにしていきます。
ちなみに僕は生姜はいつも適当な大きさにスライスして、それぞれがくっつかないようにラップで区分けして冷凍しておきます。
こうすると使いきれなかった生姜がダメになることもなく、かつ使うときに適量取り出しやすく非常に便利です。
次に鶏もも肉を一口大に切るとのことですが、これも僕は一口大にカットして100gずつくらいで冷凍しておいてあるので今回はそれを解凍して使いましょう。
お肉は一気に買って小分けに冷凍するのが一番ですね。
玉ねぎ等を炒める
それでは準備しておいたものを炒めていきましょう。
フライパンにオリーブオイルを入れて加熱、そこにまずはニンニクと生姜を入れて炒めていきます。
弱火で炒めて、香りが立ってきたら玉ねぎを加えて炒めていきます。
ここからは玉ねぎの水分がしっかり飛んでいい感じに飴色になるまで我慢強く炒めていきます。
今回作り方に関してはそこまで詳しい指示をもらえていないので、カレー屋歴約2年以上の自分の経験を頼りに作っていきます。
そこそこ量が多いので、玉ねぎが焦げついてしまわないように定期的に差し水をしながら進めていきます。
メインの香りをつける
何回か差し水を挟みつつ、全体の玉ねぎの体積が減ってきたら一度火を弱めて、スパイスを投入していきます。
僕は大体いつもスパイスの総量は2人前に対して小さじ4杯くらいに収まるようにしています。
別にこれが入り過ぎたからと言って、そこまで大きな影響はないのですが、スパイスによっては使い過ぎで独特の癖みたいなものが強く現れたりもするので、全体のバランスを見た時のこのくらいの総量がちょうどいいです。
ただ今回はカレー粉が入っていいたり、若干普通のスパイスって感じとも異なるのですが、ChatGPT様指定のスパイスの量で作っていきます。
具材を投入する
玉ねぎとスパイスが混ざり合っていい香りがするくらいになってきたら鶏肉を投入します。
軽く表面に火が通るまで炒めていきますが、今回はこの後トマト炒めたりするのでそこまでしっかりやる必要はなさそうですね。
軽ーくお肉に火を通したらトマト缶を投入します。
ちなみにレシピ的にはトマト缶の量は1缶ですが、具体的に何グラムの1缶かと言及はされていないという揚げ足取りで
冷蔵庫の中に残っていたトマト缶半缶(200g)を使用します。
実際400gの1缶を使ったら多過ぎな気もしますしねえ。
普段の作り方だと玉ねぎの次にトマトを炒めてしっかり加熱するのですが、今回の作り方はスパイス、鶏肉を入れた後の指示でした。
この感じだとトマト煮込みみたいな味になってしまいそうだし、トマトの独特の酸味が強く残ってしまいそうなので、ここは少し頑張り気味に加熱していきます。
煮込む
いい感じにトマトを加熱できたら水を入れて煮込んでいきます。
そういえば入れ忘れていたので塩と胡椒を。
どちらも適量の指示だったので、塩は様子見の小さじ1/2、こしょうはよくわからなかったので適当にふた振りくらいぶち込んでおきます。
からの全体をなじませたら蓋をして10分煮込んでいきましょう。
10分ほど経ったら味見をして、味を整えたら完成です。
実食
ChatGPTに教えてもらった材料と作り方でスパイスカレーを作ってみました。
材料自体は普通のスパイスから作るチキンカレーとあまり変わりはなかったし、使用するスパイスも基本的なものが多く、初心者でも手を出しやすいレシピだなとは思いました。
味自体はカレー粉が多く入っているためか、スパイスカレーというよりは普通のルーから作るカレーに近い雰囲気の味わいでした。
トマト缶の量を少し減らし目に入れたけど、1缶全部入れてたらもっとトマト感が強くなってたかも。
これ以上トマトが強かったらもはやカレー風味のトマト煮込みになってたのでこのくらいの量でよかったなという感じ。
カレーとして焦点を当てて食べたら確かに美味しいカレーではありましたが、スパイスカレーを食べたい!という人からしたら若干イメージと違うなという仕上がりだった印象です。
どうやらスパイスカレーを作るという点においてはまだまだChacGPTよりも人間の方が優っていますね。
カレー屋の仕事はまだAIに取って代わられることはなさそうです。
よかったよかった。
材料
- 鶏もも肉: 200g
- 玉ねぎ: 1個
- にんにく: 1かけ
- しょうが: 小さじ1
- カレー粉: 大さじ2
- ターメリック: 小さじ1
- コリアンダーパウダー: 小さじ1
- クミンパウダー: 小さじ1
- パプリカパウダー: 小さじ1
- トマト缶: 1缶
- 水: 200ml
- オリーブオイル: 適量
- 塩: 適量
- こしょう: 適量
- 好みの付け合わせ(例えば、ナン、ライス、パプリカ、キュウリなど)
作り方
- 玉ねぎ、にんにく、しょうがをみじん切りにする。
- 鶏肉を一口大に切る。
- フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、玉ねぎ、にんにく、しょうがを炒める。
- スパイス(ターメリック、コリアンダーパウダー、クミンパウダー、パプリカパウダー)を加えて炒める。
- 肉を加えて炒める。
- トマト缶を加え、水を200ml加える。
- 味を整えるために、塩とこしょうを加える。
- 中火で煮込む。
- 10分ほど煮込んだら、好みの辛さになるように味を調整する。
- 好みの付け合わせと一緒に盛り付ける。